2015年1月22日木曜日

腹式呼吸が出来ない人は存在しない

うたうことを学ぶ会「幸せになるための声」の第一回目のグループレッスンを行いました。テーマは    『意識しないで息を支える腹式呼吸法』

50から70代の参加者に「睡眠時には誰でも行っている呼吸法なので、特別な意識や力は加えないで下さいm(._.)m 」と前置きはしたのですが、皆さん思うようには出来ません。

寝ている時は誰でも出来ている事が、何故歌う時には出来なくなるのでしょうか?
その理由を見つけるために睡眠時の環境を思い返してみて下さい。

①誰にも気を使わないでリラックスしている
②目を閉じているので誰の視線も感じない
③何も考えていない

椅子に座ったまま無理な姿勢のまま寝ていても、電車のつり革につかまったまま寝ていても睡眠時には腹式呼吸は完璧に機能しているのです。
逆に人の目を気にしたり、正しい姿勢や横隔膜への力の加え方などを意識してしまうと、かえって自然な呼吸バランスは妨げられてしまいます。一流の歌手は踊りながらでも腕立て伏せをしながらでもアリアを歌う事が出来、歌う時の姿勢に声が殆ど影響されません。

「先生!!息の仕方が分かりません !!(((o(*゚▽゚*)o)))」 と切迫感溢れる表情で懇願される事が時々ありますが、私はこう答えるようにしています

「寝る方法を教えてくれた先生に相談してみて下さい」

http://tamadeseigaku.com


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