2014年7月23日水曜日

EXILE 500日密着ドキュメントを見て思った事

先日、テレビをつけると「EXILE 夢を追い続ける者たちの真実 500日密着ドキュメント 」という番組が流れていた。お恥ずかしながら、EXILEの曲はライジングサンぐらいしか聞いたことがない私。番組はリーダーのHIROさんがグループを退くに当たって、メンバー全員のこれからのビジョンの確認やEXILEが今後もトップパフォーマーとして輝き続けるための意識の共有など、ミーティングシーンを中心に、彼らの舞台裏での表情や本番に備えてのアスリートトレーニングのシーンが映し出されていた。トップに君臨し続ける為に彼らが日常行っているトレーニングはフルマラソンを凌駕するほどのエネルギー量だそうだ。それだけの体力を備えていないとあのハードなパフォーマンスを最後まで演じ切ることは出来ないらしい。
3年ほど前に20キロのハーフマラソンに参加し、フラフラになって完走した経験があるが、フルマラソンに必要なエネルギーたるや私の想像を遥かに超えたものであることは間違えない。幅広い層のファンを熱狂させる彼らの圧倒的な舞台は、毎回違った趣向で作られ、観客に新鮮な驚きを与え、決して飽きさせる事が無い。しかし、見落としてはならないのは、その舞台を圧倒的にしている一番の要素が、舞台セットや演出ではなく、空間に充満している生身の人間から発せられた莫大な量のエネルギーであることだ。パフォーマーであるEXILEから発せられたエネルギーに観客が反応し、発したエネルギーの総量がもたらした結果なのだ。彼らの不断のトレーニングの効果は、結果的に観客のボルテージを上げ、舞台空間をエネルギーで充満させる事に繋がっている。
自分も舞台人として出来るだけ多くの人にエネルギーを与えられるよう、水泳やジョギングで体力増強に努めているが、まだまだ甘いなあと痛感させられた。



2014年7月16日水曜日

自分を信じる事の難しさ

八王子でのソロコンサート本番まで残すところ2週間となった。毎度の事だが、本番が近づくと一時的に発声の調子を崩す事がある。対処の仕方は全て、今までの苦い経験によって、理解しているので、問題無く元の状態に戻すことが出来たが、1年前の自分なら対応策が浮かばず、この時点でパニックになっていたかもしれない。

少しでも本番までに完成度を上げたいと思うのは、演奏家が持つべき当然の意識だと思うが、自分の場合、この意識が皮肉にも裏目に出ることが多かった。
声楽家にとって本番前の調整は実に難しく、ピアニストのように本番に備えて丸一日鍵盤に向かい合って、完成度を高めて行くような練習法を取り入れても、かえって声の調子を崩してしまい、本番で実を結ぶことは極めて少ない。

発声に少しでも違和感を感じた時は、直ちに声を出すのをやめて、トレーニングウェアに着替え、景観の良い近所の遊歩道をジョギングし、程よく汗をかいたところで、冷水を張った浴槽に飛び込み、よく冷えたビールで喉を潤す事にしている。ビールのCMではないが、『至福』と実感できる瞬間であり、リラックスした精神状態で練習の録音を聴いてみると、上手く声が出せなかった原因がはっきりと見えてくる。
『自分を信じて歌う』という理想の状態は自分の場合、流した汗の先に常に存在している。

2014年7月9日水曜日

アフタヌーン宗像成弥テノールコンサートのお知らせ

7月30日(水) 午後2時より  八王子市芸術文化会館いちょうホール(小ホール)にて『アフタヌーン宗像成弥テノールコンサート』に出演します。チケットご希望の方はアープロコンサート事業部 042-338-6260 (受付:平日9:00〜17:00) かイープラス  http://eplus.jpまでお願いします。ヴェルディ、プッチーニのアリアとカンツォーネを歌います。

2014年7月2日水曜日

ブログ開設しました。

ブログ開設のお知らせ。声に関して思うこと。演奏予定などをアップしていきます。